インプラント
虫歯や歯周病、事故などで歯を失ってしまった場合、これまで一般的には、「ブリッジ」や「入れ歯」という治療が行われてきました。
「ブリッジ」は、失った歯の両側2つの歯を削って支えとするため、結果的に健康だった歯まで弱らせてしまいます。
当院は、「周りの歯に負担をかけ、 せっかくのご自身の歯をだめするような治療をすすんでしたくない」という想いでインプラント治療に取り組んでまいりました。
ご自身の歯のように噛めるよろこびを感じていただければうれしく思います。
インプラントは
こんな方におすすめ
- 固いものでも、自分の歯のようにしっかりと噛んで食事がしたい
- 入れ歯のように、痛みや喋りにくさなどで不自由したくない
- ブリッジのように、周りの健康な歯に負担をかけたくない
- 自分の歯のような美しい見た目で、口元に自信を持ちたい
歯周病
歯周病は、歯肉やセメント質、歯根膜、歯槽骨などの歯の周りの組織に起こる病気の総称です。
主に、歯茎が赤く腫れる、歯茎から血や膿が出る、歯茎が下がってくる、 歯がグラグラと動く、噛むと痛みが生じるなどの症状が挙げられます。
近年では原因や新たな治療法が明らかになり、症状の改善や予防ができるようになってきました。
いつまでも健康な歯を保つために、早期段階からの症状改善や予防対策を心がけましょう。
歯周病の原因
歯周病菌による炎症
口内には、約300~500種類の常在菌が存在しています。
そして、歯垢1gの中に約1億個の細菌が存在すると言われています。
その中でも歯周病菌の種類や数が多くなると、歯周病を発症する危険性が高くなります。
ただ、歯周病細菌が口内にいるからといって必ず歯周病が発症するわけではなく、遺伝的な要因、 身体の健康状態、歯科治療による詰め物やかぶせものによるもの、歯磨きの質、喫煙の有無などによって、 発症するリスクは変わります。
これらすべての均衡が一旦崩れてしまうと歯周病を発症し、治療し原因を取り除かないことには歯周病はどんどん重くなってしまいます。
過度な力による骨の破壊
一般的に一日のうち会話や食事などで上下の歯を噛みあわせ、接触させる時間はトータル20分程度です。
また、食事の際には10~20kg程度の噛む力がかかります。
通常なら、この程度の時間や力がかかったとしても骨が損傷することはありません。
しかし、睡眠中の無意識な食いしばりや歯ぎしりでは、15分程度体重と同じぐらいの力がかかると言われています。
また、噛みあわせが悪ければ通常時よりも強い力がかかる場合があります。
このような異常な力がかかると、顎骨の破壊を進行させる恐れがあります。
歯周病になった際の全身への影響
糖尿病
歯周病菌は、出血を伴う浮腫した歯茎より侵入します。
歯周病菌は内毒素を含むため、脂肪組織及び肝臓より 「TNF-α( 腫瘍壊死因子)」という血糖値を上昇させる因子の生産性を高めます。
脳・心血管系疾患
歯周病細菌が歯周ポケット内の血管に入ると、血液中の「マクロファージ」という白血球の1種が活性化され、 血管壁に付着し、タンパク質を貪食することにより脂質を多く含んだ泡沫細胞になります。
そして泡沫細胞が変性し、細胞外脂質を生成して血管に溜まります。
それにより血流が悪化した後、 血管が閉塞、心臓の筋肉に血液が供給されなくなって心筋梗塞を起こす可能性が高まります。
さらには、頸動脈に生成された血管内壁の付着物が剥がれることによって脳動脈を詰まらせ、脳梗塞を引き起こす可能性も高まります。
早産・低体重児出産
歯周病は慢性炎症性疾患といい、多くの炎症性物質が存在しています。
妊婦は分娩より前に炎症性物質が上昇することによって、 分娩のメカニズムが働き、早産を引き起こす可能性があると考えられています。
さらに血管内の歯周病細菌が胎盤にまで侵入し、 直接胎児に感染する可能性もあり、その場合胎児の発育不全を引き起こすことも考えられます。
歯周病の治療法
健康な方の口内は、歯周ポケットが浅い、出血や腫れがない、 レントゲンで見た際に歯周骨が平らで密度が高いなど、細菌を寄せつけにくい構造になっています。
それに対し、歯周病の方は歯周組織が破壊されているため、歯周ポケットは深くなり、 歯ブラシなどの少量の刺激で出血や炎症を悪化させ、さらに歯を支えている骨は溶けてしまいます。
歯周病が進行していくと歯周病菌が増え、炎症を庇うことで磨き残しなどが生じ、 余計悪化してしまうという悪循環を引き起こします。
このようになった場合、最悪歯を失うことになりかねません。
歯周外科での歯周病の治療は、破壊されてしまった歯周組織を悪化・再発しにくい健康状態に近い環境に戻すことを目的としております。
歯周組織再生療法
エムドゲインゲルという歯周組織再生誘導材料を用いて、歯周病菌によって破壊された骨や歯根膜、セメント質を可能な限り元の健康状態へ戻す手術です。
金澤むさし 歯周病専門サイト
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